場を読むことについて

6月に行うワークショップに向けて書いたコラムを掲載します。

【場を読む その1】

ドラムサークルの父」アーサー・ハルが、NLP創立者のジョン・グリンダー氏と懇意だったため、ドラムサークルは、NLP(神経言語プログラミング)の影響を色濃く受けています。

Visual(視覚) Audio(聴覚)Kinesthetic(体感覚)を駆使した場の読み方は、ドラムサークルのみならず多くのファシリテーションで活用することができます。

プロセスワークではさらに、他の場の捉え方もプラスされていますね〜

個人的には「巫女力」も発揮していますが。。。^^);

・・・という「合わせ技」で、場を読む達人になりましょう!
合宿では、それを体験する演習も行います♪

 

【場を読む その2】

ファシリテーションをする人なら知っている事実、それは「準備がいのち!」です。中には、「80%(90%)が準備」と考えるファシリテーターもいます。

それだけのエネルギーと時間を投資したら、それを現場で実施したいと思うのは、当たり前ですね。

でも、「場を読んで」みると、予測とは違う。入念に計画・準備してきたものではないものが、その瞬間には必要とされている・・・という場合は少なくありません。

そのときに、「あっさりとプランを捨てる」のが、ファシリテーションの一番の修行だと思っています。

そしてそれは、とても難しいポイントです。

じつはその時、手放す必要があるのは時間やエネルギーだけでなく、その裏にはエゴも潜んでいます。認めたくないですけど。😄

ドラムサークルのトレーニングでは「エゴの死」(エゴ=「こんなに準備したり考えたりしたのに」という当初のプランを手放すことが、その一つ)をたくさん体験することが勧められます。

一般のファシリテーションでも、同じですね。

[追記]
『対話型組織開発』から
「さらに、強く、前向きなコンテナから生まれようとふるものをファシリテーターが黙殺したり、あるいは、創発を阻んだりするようなら、そのファシリテーターはコントロールし過ぎているといえるだろう。グループ内で何かが共創されようとしているとき、ファシリテーターが当初のプランの調整を図らない場合も同様である。」 p463 クリス・コリガン執筆部分

【場を読む その3】

場を読んだら、「何かする」必要があります。

そこに「何かある」と気がついたら、それに反応するのがファシリテーション。反応する必要がなければ、場を読む必要もなく、計画通りに進めればいいですから。

・・・ところが、そこには思わぬ落とし穴が!!!

「何かする」「何をしよう?」の前に、「するか、しないか」の選択肢があるはずです。

「何かする」が前提となってしまっているのに気がつくのも大切なポイントだと思います。


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