2021年より立教大学コミュニティ福祉学科で「ファシリテーション論(秋学期)」<兼任講師>担当、相模女子大学大学院社会企業研究科で「組織開発演習(集中講義)」<非常勤講師>を担当しています。
立教大学では、サークル活動、ボランティア活動、就職先等での円滑な話し合いの方法に興味のある学部生の皆さんと、おもに演習を通じてファシリテーションの基本理念や進め方を学んでいます。
相模女子大では社会人学生の院生の皆さんと毎年集中講義で、Appreciative Inquiryという組織開発の考え方・手法を実際に体験していただきながら、組織開発のスピリットを学んでいただいています。
教育現場に関わることで、社会に組織開発やファシリテーションの実践の場がさらに広がっていくよう願っています。
以下は相模女子大の授業の様子です。


会場の雰囲気やしつらえ、椅子やテーブルの配置も、イキイキとした対話を創発させる大切なポイントとなります。

アイスブレークと呼ばれる「場に馴染んでリラックスして参加できる」ようになるためのアクティビティを行います。


1対1のインタビューやグループワークを通じて、現状(すでにある強み)を抽出しながら、全体の新たな進み方を共創していきます。

発想の幅を広げ、未来の「ありたい状態」を体感・体現するため、コラージュ作りやスキット(寸劇)を取り入れる場合もあります。



抽出した強みを活かせる、アクションにつながる具体的プランを立てていきます。
Appreciative Inquiryは、
- 組織開発
戦略立案、風土改革、ビジョン構築、顧客満足、従業員のモラル改善、リーダーシップ開発、業務改善など
- 組織間の能力構築
合併統合、アライアンス、労使間関係改善など
- コミュニティ開発
参加型の計画立案、資源のマッピング、経済開発、教育改革、平和構築など
- 個人・関係性の変革
リーダーシップ開発、新入社員研修、キャリア・プランニング、コーチングなど
等、様々な分野で活用することができます。