暗黙知探究フォーラム2027に向けて(1)〜純粋経験

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組織開発の師匠であるヒューマンバリューさんのラジオ番組「人材・組織開発に使える 対話の哲学 Vol.7 西田幾多郎」をお聴きして、「純粋経験」という言葉を初めて知りました。
*主観(見る自分)と客観(見られる対象)が分かれる以前の、事実そのままの意識状態。思慮分別の前、唯一の実在と考えられた。

思えば私自身は、言葉になる前の「純粋経験」をどう言葉にすればいいのだろう?という動機で、暗黙知探究フォーラムの開催を決意したとも言えます。

私の原点は、社会言語学を専攻し、人類学やシャーマニズムに興味を持ち続けた日々です。

その中での一つの体験を思い出しました。

アフリカンドラムの演奏を始めてから何十年も経ちますが、その昔、アフリカンダンスの伴奏を頼まれた際に、普段は優しいその先生が、「しっかり叩いて! 踊りにくいでしょう?」と、なぜそんなに厳しく言うのかが、よくわかりませんでした。

ある日、ドラムサークルのハワイでの研修に参加した時のこと。その頃の私はダンスに力を入れていてケガが多かったため、ウォームアップは念入りにやっていました。また、時差ボケで寝不足だったため、皆のフリードラミングに合わせてダンスする際は、「マーキング」という、「手順だけを追って、全力でない状態」のつもりで踊っていました。

翌日、「昨日、とりつかれたみたいに激しく踊っていたね」とみんなに言われて驚愕。

その時「踊りにくいでしょう?」の意味がわかりました。アフリカンドラムのアンサンブルは、簡単ではありません。そこに各々のエゴがなく、全体が一つとなってハーモニー(=調和)がある時、いい演奏となります。そうすると、身体は「踊る」のではなく「勝手に動かされ」ます。つまり、演奏者の間だけでなく、音とダンスが「一体化」して、全てがスムーズにこの世に出現します。

それは、「努力も気合もなく、身体が勝手に何かやっている状態」です。

「純粋体験」から、「今、ここ」「フロー」「ゾーン」「トランス」等の言葉が出てきたので、整理してみました。

 用語ジャンル一言で言うと
純粋体験西田幾多郎主客未分化、言語化以前の状態
今、ここマインドフルネス過去や未来を考えず「いま」100%
フロー、ゾーンスポーツ心理学、ビジネス努力なしで最高パフォーマンス
トランス文化人類学日常意識が外れて別世界に入る

こうしたまだ言葉にならない状態を、どう表現すればいいのでしょう? また、再現性や脱属人化は、どうしたら実現できるのでしょう?

そうした問いを、みなさんと一緒にフォーラムで少しでも解き明かしたいと思います。

◉ 暗黙知探求フォーラム2027は、2027年2月23日開催です!

◉ 暗黙知探求フォーラム2027 プレイベント続々開催中!

8月2日 vol.0 「身体知と暗黙知を探求する日」ゲスト:本間正人氏、方条遼雨氏

9月26日 vol.2 「みんな違ってくれないと困る!」〜ドラムサークルで探る、チームと身体の暗黙知

10月24日 vol.3 「熊マタギの知恵〜野生から学ぶ身体」 ゲスト:江花一実氏

11月 vol.4 「笑いとゆるみとファシリテーション」

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