「未来を、臨場感を持って体感する」。
苫米地英人さん方式のコーチングでは、そんな考え方を重視しているようです。未来を頭で考えるだけではなく、まるで今そこにいるかのように体感する。そうすると、脳が勝手にそちらに進み始める。脳科学に基づくアプローチだそうです。
私の専門の一つであるAppreciative Inquiry(AI)にも、似たようなものがあります。
Dreamのプロセスで、私が「未来へピョン」と呼んでいるワークを行います。未来のありたい姿を、コラージュにしたり、オブジェにしたり、寸劇にしたり。
つまり、未来について「考える」のではなく、先取りしてちょっと未来に行ってみる。
すると、不思議なことが起こります。
頭で考えていたときには出てこなかったものが、突然出てくる。
「これ、なんか好き」
「この人がここにいると嬉しい」
「こういう感じは、違うな」
そんな、まだ言葉になっていない感覚です。
さらに面白いのは、手や身体を使うこと。
何をつくるかを頭で決めてから手を動かすのではなく、手を動かしているうちに「こっちだ」とわかってくる。まるで「手(身体)が教えてくれる」ようです。
私はこれを、「身体の”智慧”を聴く」と呼んでいます。
これって、暗黙知なんでしょうか?
私は、暗黙知そのものというより、暗黙知にアクセスする方法なのではないかと思っています。
暗黙知というと、ベテランの職人さんが長年の経験で身につけた「身体知」を思い浮かべます。でも、もしかすると暗黙知は、過去の経験だけに蓄積されているものではないのかもしれません。
まだ存在していない未来についても、「私は、こっちがいい」と、身体が先に知ることがある。
「未来へピョン」。そして、身体の智慧を聴く。
そのとき私たちは、頭がまだ知らないことを、身体から教えてもらっているのかもしれません。
もちろん、本当にそうなのかは、私にもわかりません。
だから、探究を続けています。
身体を使うと、私たちは何を知っていることに気がつくのでしょう?
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8月2日 vol.0 「身体知と暗黙知を探求する日」ゲスト:本間正人氏、方条遼雨氏
9月26日 vol.2 「みんな違ってくれないと困る!」〜ドラムサークルで探る、チームと身体の暗黙知
10月24日 vol.3 「熊マタギの知恵〜野生から学ぶ身体」 ゲスト:江花一実氏
11月 vol.4 「笑いとゆるみとファシリテーション」



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