大学の授業では毎年、学生が選んだテーマを取り上げてファシリテーションの練習をしてもらいます。その中で必ず扱うことになるテーマは「仕事」です。学生の多くは就職活動の真っ最中、かなり前のめりな話し合いとなります。
現在、多くの企業の悩みは人材不足であり、採用・離職防止についての話題は至るところで聞こえてきます。それは「採用する側」の視点ですが、私は「採用される側」の考えを肌で感じる機会に恵まれています。
5年目を迎えて、彼らの仕事に関する価値観はそれぞれ異なるものの、傾向としては「ユルい」「ふんわりした」希望が強まってきていると感じます。
「ハラスメントはイヤ」「のんびりがいい」「特に大きな野望はない」「楽しく自由」に加えて、「家から近い職場」「週三日勤務」という意見も出てきます。
また、このワークショップを作ったチームは、「ノマド族」「FIRE族*」を紹介して、参加者の話し合いを促していました。
「 Z世代は、そういう考え方なのかな」と思ってたところ、授業後のリアクションペーパーにこう書いた学生がいました。
“しっかり働きたい!という人も多いが、そういう考えは発言しづらく、どの班もユルい働き方にまとまった感じがする”
その原因としては
・話し合いに心理的安全性が担保されていなかった
・そもそもZ世代には、人前で本心を言いづらいと感じる文化が根づいている。
が考えられるかもしれません。
就活生の真の姿はいったいどれなのか、少し混乱しましたが、皆さんはいかがでしょうか?
*学生が挙げた主な特徴に、「給料の8割を投資へ」「経済的自由と時間」「40歳で完全リタイアして南国へ」「徹底的な節約化。ムダな飲み会は即断る」があります。



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