ヤマガラが、私の手から餌を食べてくれました。ヤマガラはフレンドリーな野鳥とはいえ、この個体は私と会ったその日に部屋の中に飛び込んできて、数日後には手にとまるようになりました。*
*その後、手にとまらせるのはやめました。
特別なことをしたわけではありません。声を出さず、動きを止め、ただ自分の中の「静かなところ」に意識を向けただけでした。「やった!もう少し!」と興奮するでもなく、「途中で嫌われたらどうしよう」と心配するでもなく、とにかく平静な状態でいることを心がけました。
呼吸が落ち着き、「近づかせよう」「信頼されよう」という意図が消えていく。すると、ヤマガラは自然に距離を縮め、何のためらいもなく、私の手にとまりました。
その瞬間、わかったことがあります。信頼は、働きかけて得るものではないかもしれない。こちらの在り方が整ったときに、相手が選ぶものなのかもしれない。
これは、私が大切にしている『プロフェッショナル・ファシリテーター』のスピリットとも重なります。
場を動かそうとしない。相手を変えようとしない。まず自分自身が静かで、開かれた状態にあること。
人も、自然も、敏感にそれを感じ取ります。
あなたは今、自分の中のどこから、人と向き合っているでしょうか。
その場所は、相手が安心して近づけるほど、静かでしょうか。



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