「モヤモヤ」を大切にする

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モヤモヤしているとき、人はついそれを早く解消しようとします。
言語化する、整理する、結論を出す。
けれど私は、モヤモヤには「役割」があると思っています。

モヤモヤは、居心地の悪さを伴います。
ですがそれは、これまで慣れ親しんだ考え方や立ち位置から、少し外れたところに足を踏み入れているサインなのです。
まだ名前のない領域、地図のない場所に入ろうとしているから、違和感が生まれます。

組織や人の成長も、たいていこの居心地の悪さから始まリます。
うまく言えない不安、理由のはっきりしない引っかかり。
それを「気のせい」「考えすぎ」で片づけてしまうと、新しい可能性は芽を出す前に摘み取られてしまうかもしれません。

モヤモヤはまた、人それぞれ違うという事実に気づかせてくれるサインです。
同じ出来事を前にしても、感じ方や捉え方は同じではない。誰かが平気なことに、別の誰かは強い違和感を覚える。
その差異に目を向けることで、自分の価値観や、相手の大切にしているものが、少しずつ輪郭を持ち始めます。

すぐに答えを出さなくていい。モヤモヤを無理に消さなくていい。
しばらく一緒にいられる余白を持つことが、次の一歩を生む。

モヤモヤは、停滞ではなく、未知の領域へ向かう入口であり、変化が始まる前触れです。
だから、モヤモヤしている自分や他者を、急いで正そうとしない。
そこに「立ち続ける力」こそが大切だと考えています。

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