心理的安全性

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Google社が2012年より行った大規模な社内調査「プロジェクト・アリストテレス」は、「心理的安全性」が注目されるきっかけの一つとなったと言われています。

そこで明らかになったのは、「心理的安全性が高いチームほど心理的安全性の高いチームは、生産性が高く離職率が低い」という、驚くべき事実でした。

そのことから、15年以上前のある研修*のことを思い出しました。

その研修の目的は、システムコーチング(グループコーチング)とドラムサークルを組み合わせて、研修内でのチームの変化を見るというものでした。

参加者は50名ほど、30〜40代の若い社員さんたちは、服装も雰囲気もバラバラ、スーツの方はたった1名。

ドラムサークルは打楽器の即興演奏を用いたワークショップです。私にとってそれは「音楽」「表現」に留まらず、「本当の自分の意見の表明」「関係性」「創発の場」そのものです。また、言葉を使わないからこそ、全員の平素のやり取りや、そこから現れ出た関係性が如実にわかります。

その研修で参加者の音を聴いてすぐにわかったのは、

・ちょっとした新しいアイディアを、まだ完成していなくても出すことを全く恐れていない(ブレスト)

・そうしたアイディアを誰かが採用して、「それに乗っかると・・・」と気楽に便乗してくる

・採用されなかった人も、自分のアイディアが採用されなかったことを気にすることなく、人のアイディアに乗っかって、しばらくそれを試してみることに注力する。

ということでした。

何千回もファシリテーションを担当させていただいたドラムサークルですが、あんなに衝撃的で記憶に残るワークショップは他にありませんでした。

その頃はまだ「心理的安全性」「アジャイル」という用語は一般的ではありませんでしたが、まさにその二点が具現化した組織だったと言えます。それから長い時間を経て、現在押しも押されぬ存在となったその会社の出発点の一つを体験させていただいたことは、私の財産かもしれません。

*Googleジャパン様の研修です。ポジティブな内容なので、社名を出させていただきました。

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