先日、コーチ仲間との対話会で「人生の中で、何を大切にしているか?」を話し合いました。その際に、「”大切にしているもの”がすぐに浮かばなかったら逆に、”何を大切にしてこなかったか”を考えるといいかも」という意見がありました。
「ものごとを逆から考える」という発想です。
似たような発想に、Appriciative Inquiryで「フリップ」と呼んでいるものがあります。
簡単に言うと、「ネガティブ→ポジティブ」の転換です。
「ダメだ」「うまくいかない」「どうしようもない」「いくら言ってもムダだ」— そんな言葉は、私たちの脳内にいつも飛び交っています。
フリップすると、どうなるでしょうか? 「いくら言ってもムダだ」を例にとると、
→「今の伝え方では、届かない状態だ」
→「前提や関心が噛み合っていない」
→「受け取る準備がまだ整っていない」
「ムダだ」は思考の行き詰まりなので、「諦め→観察」に発想を変えればいいわけです。
・・・とは言え、こうしたフリップをしていくのは、簡単ではありません。
提案としては、
- いったん立ち止まる習慣をつける
- それが難しければ、言葉を出す前に一呼吸おく
- ネガティブな言葉を発した時とポジティブな言葉を発した時の、自分の中の感覚の違いを味わう
- その言葉が相手や周囲にどんな影響や空気をもたらすか、想像してみる
・・・やはり難しいですね。
ですが、日々のトレーニングによって、着実に伸ばすことができる能力です。脳はあなたのOS、それをどういう風に使うかは、習慣によって「育てる」ことができるのです。それはちょうど、文章入力する時に、あなたがいつも使っている漢字やフレーズが上位に表示されるのと同じ。ですから、根気よく、しかも気楽に続けてみましょう。
(具体的トレーニングのヒントは、こちらのワークショップで)
そうした「脳トレ」をしばらく続けるうちに、反射的な「反応」が減り、「上位表示」される言葉に変化が起き、心が軽やかになっていくのを感じるでしょう。そんな「小さな一歩」「小さな成功」が、「脳トレ」をどんどん加速させます。
脳はどうしてネガティブな発想が得意なのか、、できるとどんなメリットがあるのか、は、次のブログで。



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