過去に強い組織ほど、未来に弱い

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最近、『組織のネコという働き方』という本を読みました。組織の中での新しい働き方や関わり方を問い直す、とても示唆に富んだ一冊です。

その中で紹介されていたのが、竹原ピストルさんの「オールドルーキー」という歌でした。

この歌のメッセージは、とても印象的です。
「積み上げてきたもの“で”勝負しても勝てない。積み上げてきたもの“と”勝負しないといけない」。

つまり、過去の実績や経験を活用するだけではなく、それと向き合い、時にはそれを乗り越えていく必要がある、ということです。

ある程度の年齢まで仕事をしてきた人や組織ほど、「これまでの成功体験」に頼りがちになります。しかし、この言葉は、そうした生き方や組織のあり方へのアンチテーゼのようにも感じました。

本の著者は、この考え方が岡本太郎さん(『自分の中に毒を持て』)の言葉に近いと書いています。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う

多くの人が、人生やキャリア、そして組織の成長を「積み上げること」だと考えています。しかし、本当に変化が起きるときは、むしろ何かを手放したときなのかもしれません。

これは個人だけの話ではなく、組織にも言えることだと思います。

変化が激しく、未来が予測しにくい時代では、過去の成功モデルがそのまま通用するとは限りません。むしろ、成功体験が強い組織ほど、それに縛られてしまうこともあります。

だからこそ、これからの組織には「積み上げる力」だけでなく、「積みへらす力」も必要なのではないでしょうか。

そんなことを考えているうちに、私は「自然から学ぶ次世代の組織のあり方」というセミナーをつくりました。

自然界は、環境の変化に合わせて常に形を変えながら生きる戦略に満ちています。まさに、私たちの「ありたい姿」を、長い間、粛々と実行してきたのです。


積み上げるだけではなく、ときに手放し、軽くなりながら柔軟に進んでいく。

そんな組織のあり方を、これからも探っていきたいと思っています。

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